モバイル市場の成長と共に、検索エンジン利用者も増加傾向に
携帯電話・PHSの契約者数やモバイル広告市場規模は大きな成長を続けており、2009年のモバイル広告市場規模は775億円に達するとも言われています。今後、3G端末のパケット定額制が普及することで、インターネット利用者や検索エンジン利用者の増加はますます加速する傾向にあると考えられます。
- 2005年6月
Googleモバイル(Beta)開始 - 2006年3月
Overtureモバイル広告開始 - 2006年5月
Googleモバイル広告開始 - 2006年7月
auがGoogleを採用 - 2006年10月
Yahoo!ケータイ開始 - 2008年4月
docomoがGoogle採用
モバイルユーザーも検索エンジンの利用が当たり前に
公式メニューを利用するユーザーが約6割で検索サイトを利用するユーザーが約4割となっており、多数のユーザーが検索機能を利用してWEBサイトを探していることが分かります。また、パケット定額制加入者は検索サイトの利用頻度が高い傾向にあるため、パケット定額制の普及によって、さらに検索エンジン利用者が拡大すると予想されます。
モバイルからの検索行動は日常化
MMD研究所の調査によると、携帯電話から検索エンジンを利用した経験があると回答したユーザーは全体の9割以上にのぼります。さらに、毎日又は3日に1回検索エンジンを利用すると答えたユーザーが半数以上になり、モバイルを使った検索は日常化してきております。
ケータイ世代がインターネット市場・文化の中心へ
モバイルを使って、インターネットを1日30分以上利用しているユーザーは、10代が最も多く、次に20代、30代と続きます。
また、モバイルでのショッピング利用率は、20代~30代の女性が最も多く、次に10代~20代の男性が最も多くなっております。
今現在、10代、20代の若者は、これから5年、10年経つと社会でも主要な地位を占めるようになり、積極的に消費行動を行うようになります。その時に、モバイルもPCと同様かそれ以上に検索のツールとして利用することは容易に想定できます。
Yahoo!モバイルとGoogleモバイルの利用率が圧倒的
携帯電話でキャリアの検索サービスを利用しているユーザーは、auならGoogleモバイルを、ソフトバンクモバイルならYahoo!モバイル(Yahoo!ケータイ)を利用する傾向にあります。
また、2008年4月1日よりNTTドコモがGoogleを採用したため、Yahoo!モバイルとGoogleモバイルが多くの利用率を占める結果となっています。
したがって、今求められているのはYahoo!モバイルとGoogleモバイルの対策なのです。